というタイトルだったと思うけど(記憶が曖昧)、僕が大好きな村上春樹の散文をふと思いだした。
あらすじはこんな感じ。
主人公が日常を生きていたら、向かいから100%の女性と偶然道ですれ違い、
振り返って呼び止める。
「あなたは僕にとって、100%の女性です」
って。
物語はそこから先に続くんだろうけど、村上春樹はこの後の展開をいっさい書いていない。
この先は僕の憶測になるんだけど、多分、声をかけただけで、そのあと何があるわけでもなく、主人公も女の子も、それぞれの人生に戻っていき、別々の日常を生きるんだと思う。
僕が思うに、人生において100%なんて存在しなくて、後になって、あああれはきっと100%だったんだろうなとかがなんとなく判断できるものばかりということ。
村上春樹は、主人公を日常に描いていながらも、過去にタイムスリップさせて世界観を表現したんだと思う。
この先何年かして過去を振り返ると、もしかしたらいろんなことが、僕にとっての100%だったんだろうなと思う時がくるかもしれない。それはまだわからないけど、逃してしまったこと、間違ってしまったことは後になってからしかわからない。
その時の気持ちや考えというものに、僕はいつでも直感的に生きてきたし、これからも多分そうしていくんだと思う。